話を聞いてもらう


考えてみたら、昔の人だって、そんなに子育てが好きだったわけではないかもしれませんよ。
ともかく、「家」の跡取りを作らなくてはならなかったし、子どもに自分の老後を看てもらわないことには、話にならなかった時代ですからね
今はそういう次元ではなくて、子育てが全部こころの問題になってしまってるんです。子どもを愛する、なんて、ほんとは大変なことです
相手はムチャクチャするんだから。そのときに「子どもはどんなときも愛さねばならない」という前提があったら、いつも愛せない自分が悪いとおもうか、イヤになってくるかしますね

周産期センターというところがあります、早期出産時児がいるところなんですが、この間そこで仕事をしている人と話して感激しました。
早期出産というのは、妊娠六ヶ月くらいで生まれてくる赤ん坊です。当然ですが育てるのが物凄く大変なんです、だから医者と看護士はもう死に物狂いです。ところが、だいたいお母さんが不熱心なんです。「自分はこんな子を産んでしまった」とか、「下手に育ててもらって変な子になったらかなわん」とか、不安が先立ってしまう。
不安は罪悪感の裏返しですね。それになんか赤むけで「わたしの子」という感じがしない。そのうち、医者と看護士が腹立て始めるんです。こっちはこんなにがんばってるのに、肝心の親の方は何もしないでボヤッとしてるって。



そうこうしてるうちに


お母さんの方から話しかけてきたそうです。お母さんも自分の赤ん坊に手が出せないから、やっぱりウロウロしてるんですね。それで、ゆっくり話でもしましょうか、と一対一で話を聞いていくと、ほとんどのお母さんが「ほんとは私、あんな子はいりません」とか「死んでくれたほうがいい」とかいろいろ言い出す。
そう言ってしまって、そのあとで「この前、あんなこと言うたけど、見てたら赤ちゃんもがんばってますし・・・」とか、だんだん変わってくるんです。
人間の心は不思議なもので、案外相反する傾向を持っているものです。赤ちゃんを愛すると言っても、逆に憎いという気持ちはある程度あって当たり前とも言えます。
そこで、思い切ってマイナスの気持ちがあるのを肯定すると、プラスの方が動き出すということがあるのです。
マイナスはいけないと思い、おさえ込みすぎていると、プラスも動かないということがあります。焦らず自分の気持ちを受け入れることです。



変わったら


お母さんが変わったら、看護士さんにも笑顔が出てきたそうです。ちょっとの失敗で赤ちゃんは死んでしまうわけだから、それまではセンター全体が緊張していて、看護士さんもみんな必死だった。空気が殺気立っていたのが、なんか顔の表情が変わってきて、冗談が出てきたりする。
そして、全体が少しずつ変わってくるんです。
いっぺん「死んだ方がマシ」なんて言っていてもじっくり聞いてもらわないと、人間って反転しないんですね。これは子どもも同じです。泣いたり怒ったりしている子どもには、すぐに「泣くんじゃないの」とか「怒るのやめなさい」とか言ってしまわずに、「そうやね」と受け入れてやるんです。そうしたら子どもは、その気持ちから抜けていけるんです。




出会い
人妻
メル友
セックスフレンド
童貞
セフレ
同人
2style.net